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記録媒体は永遠ではない!どんな記録媒体でも寿命はある!

いつも読んで頂きありがとうございます。

最近、パナソニック社がblu-rayDISCの生産完了を発表しました。

記録媒体は永遠ではない!どんな記録媒体でも寿命はある!

 

 

 

録画の変化

2023年2月でパナソニック社は録画用Blu-rayディスクの生産完了し後継商品も出さない

ことを発表しました。生産完了の背景には市場規模の縮小が大きな要因だと思いますが

昔はテレビ番組をハードディスクレコーダーに録画して、それをDVDに焼くのが普通で

したが現在は録画をしなくてもTver等でスマホからでも見られるようになりレコーダー

が無くても大丈夫な時代になったのも要因だと思います。

しかし、Fire TVなど持ってない人はやはりハードディスクへ録画できるレコーダーが必

要となりますが今は外付けの大容量のUSBハードディスクをテレビに直接繋いで録画が

出来るようになっています。大容量のハードディスクが出てきたことで余計にテレビ番

組をDVDに残すことが減りましたね。

 

 

記録媒体の寿命

記録媒体

パナソニックが撤退したことでディスクに録画できなることではなく、他企業はBlu-ray

ディスクを販売していくので他企業が撤退しない限りは録画やダビングはできます。

ホームビデオの画質を劣化させることなくDVDにするにはBlu-rayが一番ですがビデオを

編集しないでハードディスクやSDカードに保存する人もいると思います。

そこで、いろんな記録媒体がありますが果たして何年持つの?と考えたことはあります

か。どの媒体でも永遠に残すことは不可能で寿命はあります。

各記録媒体の寿命を見てみましょう。

 

ハードディスクドライブ(HDD)

ハードディスク

ハードディスクの寿命は2通りの考え方があり1つは平均で1万時間と言われ、1日8時間

パソコンを使用した場合3~4年です。1日1~2時間程度しか使用しない場合は10年以上

持つ計算になります。24時間パソコンの電源を入れっぱなしだと1年でダメになるとい

うことになります。

2つ目には寿命は同じ3~4年ですが時間だと26,000~35,000時間と言われ、これは1日24

時間使った場合の計算です。1つ目の考えで行く約10年の寿命となりますね。

私はパソコンの電源入れっぱなしですが今まで1回しかダメになったことがないのでど

ちらが正解かは分かりませんがどういう使い方をしても3~5年の寿命かなと思います。

ハードディスクがダメになった場合はソフトで復元出来る場合もあります。

 

whisky-coke.hatenablog.com

 

 

SSD

SSD

ハードディスク(HDD)はモーターを回転させ内部にあるディスクに読み書きするため使

用しているうちに劣化し最終的には破損しますがSSDは物理的なパーツがなく電子的な

動作なので平均で5年の寿命と言われています。

 

SSDはデータの書き換え回数に上限があり、上限に達すると破損します。

書き換え上限の総量は仕様書に記載されています。

SSDが破損した場合は復元は難しくほぼ不可能と思った方が良いと思います。

業者に依頼した場合は可能かもしれません。

 

 

USBメモリ

USBメモリー

簡単に持ち運べて大容量のデータを保存できるUSBメモリーにも寿命はあります。

USBメモリーには記録方式の違いによりSLC、MLCTLCの3種類の方式があり、それぞ

れで寿命が違います。またSSD同様に書き換えの上限もあります。

◆各種類の寿命と書き換え上限◆

SLC寿命約10年、書き換え回数上限約10万回

MLC寿命約7~8年、書きかけ回数上限約1~3万回

TLC寿命約2~5年、書き換え回数上限約5,000回

USBメモリーは突然使用できなる場合があるので定期的にチェックした方がいいです。

 

 

SDカード

SDカード

カメラやドラレコで良く使用するSDカードですがUSBメモリーと同じ記録方式があり、

書き換えの上限もあります。SDカードはSSDUSBメモリーに比べると寿命が短いと言

われ2~3年で長期保存には不向きな媒体です。

◆各種類の書き換え上限◆

SLC :書き換え回数上限約10万回

MLC:書きかけ回数上限約1万回

TLC :書き換え回数上限約1,000回

MLCTLCタイプは一般用でTLCタイプは書き換え上限が少ないので安価な物が多いで

す。SLCタイプは産業用でドラレコや防犯カメラによく使われています。

Androidスマホなどで画像をmicroSDカードに保存している人は定期的にデータ移行し

ておいた方が良いと思います。

 

 

DVD・Blu-rayディスク

DVD・Blu-rayディスク

ホームビデオなどは編集してDVDに保存する人が多いと思います。フルハイビジョンの

そのままの画質で保存する場合はBlu-rayディスクになります。

ディスクの場合は保存状態によって寿命が大きく変わり、DVDで5~10年、Blu-rayディ

スクで10~20年と言われていますが、人によっては50年、100年もつと言う人もいま

す。せっかく編集して作ったディスクが見られなくなったらショックですよね。

DVDやBlu-rayディスクを長く保存するにはどうしたらいいのでしょうか。

高温、高湿を避ける

高温はディスクに致命的なダメージを与えやすく真夏に車内などで置いておくと1ケ月

も経たたないうちにダメになる可能性があります。また、湿度が高いとディスク内部の

腐食を引き起こす可能性が高いです。保存に適した温度と湿度は温度が20℃以下、湿度

が40%と言われています。

直射日光を避ける

DVDやBlu-rayディスクはレーザー照射によって記録しているので直射日光を浴びると記

録面が変質して見られなくなるので直射日光が当たらない場所に保管するのが良いで

す。

ケース入れて保管する

ケースにも種類がありますが不織布は擦れて傷つく可能性があるのでプラケースに入れ

て縦に立てて保管するのが良いと言われています。

 

 

100年以上保存可能なディスク

IO-DATAとパイオニアから100年以上保存可能なディスクが販売されています。

どちらも対応ドライブでなければ書き込みは出来ませんが再生はIO-DATAのM-DISCは一

般のレコーダー等で可能ですがパイオアニアのディスクは専用ドライブ以外はダメかも

しれません。実際に100年以上保存可能かは分かりませんがディスク自体高額なので持

ってほしいですね。

 

 

 

 

最後に

どの記録媒体にも言えることは高温・高湿に弱いと言うことです。

他にデータをクラウドに保存する方法もありますが、これも企業が無くなったらどうな

るか分かりません。どの記録媒体でも寿命はあるので大切なデータは定期的に保存し直

すのがいいと思います。特に画像データはgoogleiCloudに保存している人がいると思

いますがクラウド以外にも保存しておいた方が良いのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

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