いつも読んで頂きありがとうございます。
北海道も秋を迎え冬に近づいてきています。
- スタッドレスタイヤはケチるな
- タイヤにある表示記号
- タイヤの速度記号
- スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいほど効く
- スタッドレスタイヤの買い替え時期
- 雪道以外でのスタッドレスタイヤの高速走行は危険
- 最後に
スタッドレスタイヤはケチるな
雪国では冬になるとスタッドレスタイヤにしますが安いスタッドレスタイヤを買って後
悔する人がいます。夏タイヤなら安くても大丈夫かもしれませんがスタッドレスタイヤ
は効きが悪く滑る物が多いです。
スタッドレスタイヤは国内メーカーの物を買った方が良いと思います。
タイヤにある表示記号
タイヤの横を見ると記号がありますがこれはタイヤのサイズや性能を表しています。
この画像のタイヤの表示記号は215/50 R17 91Vですがこの記号の内容は次の通りです。
タイヤの速度記号
自動車の種類によって履くタイヤのサイズも違いますが重要なのは速度記号です。
速度記号とはタイヤが規定の条件下で走行することが可能な最高の速度を意味していま
す。
普通の車だと夏タイヤの場合は速度記号「S」以上の物が多く、Sの場合180km/hまで
は出せるという事ですがこれは高速道路を100km/hで走った場合80km/h分の余裕がある
という事です。なので例えば速度記号「L」のタイヤを履いて100km/hで走った場合、
余裕が20km/hしかないのでタイヤがダメになる可能性が高くなります。
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいほど効く
速度記号の最高速度が高いほどゴムは硬く低いほど柔らかいですがスタッドレスタイヤ
はゴムが柔らかく溝も夏タイヤより太くて深くギザギザの切込みが沢山あることで雪等
を噛むので雪道に効くんです。
そして、主たる国内メーカーのスタッドレスタイヤは速度記号「Q」が多いんです。
ネットや量販店で売っている安いスタッドレスタイヤの中には速度記号「Q」以上の物
も売っていますが速度記号の最高速度が大きいほど効きが悪くなるので買うのは勧めま
せん。私も一度、速度記号「Q」ではない安いスタッドレスタイヤを履いたことがあり
ますが北海道の冬に履くタイヤではないと実感しました。
スタッドレスタイヤの買い替え時期
スタッドレスタイヤの寿命は3~5年と言われています。
走行距離もありますが何年も走っていないから大丈夫だと思っていてもゴムは劣化して
硬くなるので5年以上経っているタイヤは効かないと思った方がいいでしょう。
また、タイヤにはプラットホームという目印がタイヤの溝にあり、これと同じ深さまで
減ったら交換してくださいという合図ですがこの深さまで減ったスタッドレスタイヤは
機能がもう失われていると思った方がいいです。
新品でのスタッドレスタイヤの溝の深さはは9mm~10mmでプラットホームは残り溝が
4mm~5mmの位置にあります。
雪道以外でのスタッドレスタイヤの高速走行は危険
スタッドレスタイヤの速度記号は「Q」なので最高速度は160km/hです。
雪が無い高速道路を100km/hで走っても60km/hの余裕があるから大丈夫だと思いますが
ゴムが軟らかいので摩耗も激しく、もし一般で100km/h以上でカーブを曲がった場合、
溝が深くグリップ力がないのでカーブを曲がり切れず事故を起こす可能性もあります。
スタッドレスタイヤには先ほど述べたプラットホームの他にスリップサインというのが
あります。これは夏タイヤにもあり残りの溝が1.6mmを示しています。
スタッドレスタイヤがプラットホームまで減り夏タイヤとして履きつぶす人もいると思
いますが残り溝が4mm以下になるとハイイドロプレーニング現象が起こる可能性が高く
なります。スタッドレスタイヤはスピードを出さない前提で作られており溝も細かく水
を吐き出す機能が劣るのでハイイドロプレーニング現象になりやすいので注意が必要で
す。
ハイドロプレーニング現象とは濡れた路面を高速で走行した際にタイヤと路面との
間に水膜ができることによって浮いた状態になり、ハンドルやブレーキがコントロールできなくなる現象。
最後に
北海道などの雪国で輸入タイヤなど安いスタッドレスタイヤを購入する場合は速度記号
を確認してから購入した方が良いと思いますが国内メーカーが一番ですね。
雪道で効かないと事故を起こす可能性も高くなるので安くても速度記号「Q」のタイヤ
を買うようにしてください。