いつも読んで頂きありがとうございます。
Windows11が公表され2011年後半にリリース予定となっていますが、自分のPCがアッ
プグレード出来るか確認したいところです。今回はWindows11のアップグレードに必要
な要件を調べてみたので報告したいと思います。
Windows11にアップグレードは可能か
アプリで確認出来るが現在は準備中
Windows11が公表された時は公式サイトにWindows11導入チェック用ツールアプリが用
意されていましたが改善のために6月29日時点で公開が準備中となっています。
リリースまでには再開されると思います。
Windows11のシステム要件
Windows11のシステム要件は公式サイトにも記載されていますが、Windows10よりもセ
キュアなOSになっており、 ハード、ソフト両方の導入要件が厳しくなっています。
現在、アプリが使用出来ないので自分で確認する必要があります。
プロセッサ(要確認)
プロセッサとはCPUのことですが、公式サイトで一覧が公開されています。
自分のPCのCPUを確認するには、画面左下のWindowsのロゴボタンを右クリックすると
一覧が出てきますので「システム」をクリックして下さい。
クリックするとデバイスの仕様が出てきますので、使用しているCPUが確認できます
CPUはIntelなので公式サイトで確認すると残念ながらありませんでした。
調べてみるとCore i シリーズの第3世代を含めた以前のPCは無理みたいです。
第4世代以降でも、後で説明するTPM2.0が実装されていないと無理です。しかし、実際
は動作する物も出てくる可能性もあり、現在、Microsoft社で古いCPUをテストすること
になっており、追加されるCPUも出てくるかもしれませんので正式にリリースされるま
では分かりません。
メモリ
メモリは殆どのPCは問題ないと思いますが、古いPCだと4GB以上積めないのもあるので
買い替えが必要です。この場合はCPUも対応していないと思います。
メモリの確認方法は先ほどと同じ方法でデバイスの仕様の「実装RAM」を確認します。
ストレージ
ストレージとは記憶装置でHDDやSSDのことをいいます。
要件として64GB以上の空き容量が必要ですが、よっぽどでない限りは大丈夫だと思いま
す。
システムファームウェア
Windows11では、PC/タブレットのファームウェアとしてOSの電子署名を照合するセキ
ュアブートを有効化したUEFIの利用が必須となります。すなわち、セキュアブートと
UEFIの2つの要件があると言うことです。
これを調べるには画面左下のWindowsのロゴボタンをクリックして、「ファイル名を指
定して実行」をクリックで開き、「名前」にmsinfo32を入力してOKをクリックしま
す。
システム情報が開きますので、その中のBIOSモードがUEFIになっているか確認してくだ
さい。UEFIでなければレガシとなっていると思います。次にセキュアブート状態を確認
します。これは有効、無効、サポートされていませんのどれかになっていると思いま
す。
ここでレガシと表示されてもBIOSモードはBIOSでレガシからUEFIに変更できます。
セキュアモードについては無効の場合は一応対応しているとの解釈でいいと思います。
サポートされていない場合でも有効にする方法はあるみたいですが、結構面倒な作業に
なるのでよく調べてから実行してください。
CPU一覧に自分のPCのCPUが無い場合はここでの要件は外れていることが多いと思いま
すので、まずはCPUの確認が必須と思われます。
TPM (要確認)
Wndows11ではTPM2.0に準拠するTPM(セキュリティチップ)の搭載が必須となります。
2016年7月28日以降のプリインストール機ではTPM2.0の搭載が原則として必須となっ
ているのでこの時期に購入したパソコンやタブレットは要件を満たしていると思いま
す。TPMの確認は画面左下のWindowsのロゴボタンをクリックして、「ファイル名を指
定して実行」をクリックで開き、「名前」にtpm.mscを入力してOKをクリックします。
ローカルコンピューター上のTPM管理が開くのでTPM2.0が利用できるか確認。
TPM2.0が利用できない場合は下の画面が表示されます。
TPM1.2または2.0の情報が表示された場合は「TPM製造元情報」がありますので、そこ
の「仕様バージョン」があるので確認してください。1.2か2.0になってると思います。
デバイスマネージャーでも確認できますので、デバイスマネージャーの項目にセキュリ
ティデバイスの項目があれば、その中で1.2か2.0を確認できます。
Intel第8以降のCPUの場合はBIOSの設定からTPM2.0を有効に出来ると言われています。
グラフィックスカード及びディスプレイ
グラフィックスカード(GPU)はDirectX 12以上が必須でドライバーはWDDM2.0以上に対
応していなければなりません。
- サイズ:対角9インチ以上
- 解像度:720p (HD1280×720ピクセル) 以上
- 表示色:8bit (256色) 以上
グラフィックスカードがDirectX 12に対応しているかと、ドライバーの確認はDirectX診
断ツールで調べられます。 これも、画面左下のWindowsのロゴボタンをクリックして
「ファイル名を指定して実行」をクリックで開き、「名前」にdxdiagを入力してOKを
クリックします。DirectX診断ツールが起動しますのでシステム情報でDirectXのバージ
ョンを確認し、次にディスプレイタブをクリックしてドライバーモデルを確認します。
インターネット接続
Windows11のHome Editionではセットアップ時にインターネット接続とMicrosoftアカウ
ントが必須となります。オフラインでセットアップする場合は他のEditionが必要となり
ます。
最後に
Windows11アップグレードの要件について書きましたが、みなさんのPCは対応している
でしょうか。私のPCはCPUが対応していないので無理っぽいです。
一番ネックなのはCPUとTPMになると思いますが、リリースされるまでに少しは緩和さ
れるといいですが、私のPCは緩和されても多分無理なのでWindows10のままとなりま
す。対応している人はリリース後は不具合が多いので時間が経ってからアップグレード
した方がいいと思います。