いつも読んで頂きありがとうございます。
「3K」という言葉を知っていると思いますが、今は「新3K」という言葉があるそうで
すので調べてみました。
時代によって変化する働き方
3Kとは
土木・建設業は「きつい」「きたない」「危険」のいわゆる「3K」の労働環境と言わ
れています。他の業種でも同じ環境の職場もあると思います。一般的に労働環境が良く
ないということですが1980年末ごろからよく使われていた言葉です。
当時はバブル経済の真っただ中で、華やかな職業へのあこがれが強く、「3K」の職場
は敬遠される傾向が強かったと言われています。
6Kもある
「6K」とは「きつい」「きたない」「危険」に加え、「帰れない」「厳しい」「給料が
安い」を加えたもので、体力的なつらさや精神的な負担、残業が多く休みも取れないと
いう厳しい労働環境を言います。
私が若いころはまさにこの状態でした。結婚した時は結婚式の翌日も出勤するようにも
言われましたが、さすがに1日だけ休みをもらいましたが新婚旅行は行っていません。
月の残業時間も100時間は普通で場合よっては日曜出勤もありました。
業種は違いますが当時の詳しい残業時間などはこちらのブログを参照してください。
当時はまだ若かったので仕事終わってからでも遊びには行ってましたが、さすがに疲れ
た日は家に帰ったらベッドに倒れながら寝て起きたら朝だったという日もありました。
今はありがたいことに定時に帰って夜にお酒をたしなむことが出来ております。ただ、
仕事の残業は減りましたが日をまたいでのお酒の深夜残業は増えています。
ちなみに看護師の場合は「給料が安い」「休暇が少ない」「規則が厳しい」「婚期を逃
す」「化粧のりが悪くなる」「薬に頼る」という「看護師6K」というものがあるみたい
です。
新3Kとは
「3K」は主にブルーカラーを対象とした言葉ですが、「新3K」はホワイトカラーに対し
て使われる言葉です。「新3K」は場合によって違いますが、「きつい」「厳しい」「帰
れない」または「きつい」「帰れない」「給料が安い」といったものです。「6K」から
抜粋した感じですが、特にIT業界についてよく言われることが多くなっているみたい
です。
国が進める「新3K」
土木・建設業界は 住まいや道路・水道などの欠かせないインフラを維持する仕事してい
ますが、若い人材が確保できないのが現状です。そこで国土交通省は新たな方針を打ち
出します。それは違う意味での「3K」です。国が進める「新3K」とは
「給料が良い」「休暇が取れる」「希望がもてる」です。
最近になって国が発注する工事については週休2日を実現できる工期設定になっている
みたいですが実際はどのくらいの現場が対応しているかは分かりません。また、工業用
ロボットやICT(情報通信技術)の活用による生産性の向上も解決策の一つですが、こ
れも同じと言えるでしょう。
しかし、昔と違って今は給料も休暇も改善されてきていると思いますが希望が持てるか
持てないかは、そこの企業のスタイルによって変わってくると思います。
最後に
若い人材を確保するのはどの業界も大変です。自分に合わない仕事だと辞めていく人も
多いと思います。今はPCやスマホですぐ仕事が見つかる時代で、仕事をして嫌だったら
辞めて違う仕事を探してまた嫌だったら辞めてということも可能です。若い人材をいか
に希望を持たせて会社に残すかがカギですが今の時代パワハラ、モラハラ、セクハラな
ども考えなければならいないのでなかなか難しいと思います。
私の時代はパワハラ全開でしたけどね。