のんべえの気まぐれ

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ムーブメント交換!古い壁掛け時計が電波時計に!

いつも読んで頂きありがとうございます。

我が家にある壁掛け時計が電池を交換しても遅れる状態となりました。

ムーブメント交換!古い壁掛け時計が電波時計に!

 

 

 

愛着のある壁掛け時計

壁掛け時計

結婚当初に購入した振り子付きの壁掛け時計です。

かれこれ20年以上使用してきましたが限界が来たようです。新しく購入してもいいので

すが愛着のある時計なので何とか直したく調べてみると部品(ムーブメント)を交換す

ると直るらしいのでやってみました。

 

ムーブメントの確認

まず時計のムーブメントを外して大きさやシャフト長などを調べなければなりません。

ムーブメント交換

時計の裏を見ると電池が入っている物があります。これがムーブメントです。

 

裏蓋を外す

ムーブメント 裏蓋を外す

黒い部分を外すとムーブメントが良くわかります。

周りのネジを外すと裏蓋が外れ、表のガラス枠も外れます。

 

時計によって裏蓋や表のガラス枠の外し方が違いますが必ず?外れるようになっているのでネジやはめ込みなどを探して外してください。

 

針を外す

針を外す
針を外す

針はムーブメントに差し込んでいるだけなので手で引き抜けます。

今回直す時計は秒針がないですがある時計は一番上が秒針となっているので秒針、分

針、時針の順に引き抜いて下さい。

 

ムーブメントを外す

ムーブメント 外す
ムーブメント 外す

ムーブメントを外すには文字盤に固定されている丸ナットを外します。

そんなに固く締め付けられていなので手で回りましたが固着している場合は溝を利用し

て緩めてください。丸ナットが外れたらムーブメントを外すことが出来ます。

 

古いムーブメントの形状を調べる

大きさ

ムーブメント

ムーブメントの縦、横を調べます。古いムーブメントは55mm×55mmでした。

 

シャフト経

ムーブメント シャフト経

ムーブメントのシャフト経を調べます。古いムーブメントは8mmでした。

シャフト径は大体同じみたいです。

 

シャフト長

ムーブメント シャフト長

ムーブメントのシャフト長を調べます。シャフト長は7mmでした。

シャフト長は文字盤の厚さによって変わるので厚さに合ったムーブメントを選ぶ必要が

あります。文字盤の厚さによって3種類のムーブメントがあります。

文字盤厚さによるムーブメントの種類
  • 文字盤の厚さが3mm以下
  • 文字盤の厚さが3~9mm
  • 文字盤の厚さが10~14mm

適切なシャフト長のムーブメントを選択しないと動作不良になる可能性があります。

 

新しいムーブメントを購入する

電波ムーブメント
ムーブメント付属品

古いムーブメントの大きさやシャフト長が分かったので同じ仕様のムーブメントを探し

て購入しました。今回は電波時計にしてみようと思い電波ムーブメントを購入。

付属品は丸ナット、六角ナット、ワッシャー、ゴムパッキン、ハンガー、ナット回し工

具が入っていますがナットは既存のナットでも大丈夫です。

新しいのと古いのでは高さが若干新しいムーブメントの方が高いですが縦横の長さが同

じであれば問題ないです。今回はナット回し工具しか使いませんでした。

新旧ムーブメント

 

 

元の時計針が合わない

新しいムーブメントが届き元の時計針が使えるか確認したところ合いませんでした。

やはりムーブメントと時計針はセットと考えた方がいいですね。時計針も元の針の長さ

と合ったのを選ぶ必要があります。今回は誠時社製のムーブメントなので同じ誠時社製

の時計針で長さが近いのを選びました。誠時社製の時計針はこちらで確認出来ます。

時計針

 

新しいムーブメントを取り付ける

新しいムーブメントを取り付けようとしましたが問題が発生します。

時計側に突起物がり古いムーブメントにもそれに入るよう穴が空いています。

時計側 突起物
ムーブメント側 穴

 

新しいムーブメントには穴が無いのでこの突起物があるとグラついてしまうので突起物

を取ります。

時計側突起物を取る

突起物が無くなったことによりムーブメントを取り付けても動いてしまうのでゴムパッ

キンを入れて滑り止め代わりにします。

ムーブメント 滑り止め ゴムパッキン

 

ムーブメントに時計針をつける

ムーブメントを取り付け丸ワッシャーで固定してから時計針をつけますが順番は時針、

分針、秒針の順につけます。取り付ける場合は必ず12時00分00秒の位置にします。

時計針取り付け

 

時計針をつけ終わったらムーブメントの針を抜いて電池を入れます。

このピンは12時00分00秒で歯車を固定しているのでピンを抜いた後で指で針を回さない

でください。内部の歯車が破損したり時刻が合わなくなる可能性があります。

電波ムーブメント ピン 抜く

 

時刻を合わせ組み立てて完成

ピンを抜いて電池を入れると時計の針が動き出します。

時針、分針の順で回り、12時00分00秒にまた戻り、そのあとに電波を受信して現在時刻

になって動き出します。youtu.be

 

 

表のガラス盤を入れて裏蓋を固定して完成です。振り子もちゃんと動いています。

最初は15秒ほど遅れていましたが次の日に確認すると秒数も合っていました。

元は秒針がなかったので秒針を切ってもよかったのですがあった方が雰囲気が良いので

切らないで使用。いらない人は秒針の中央付近の両方の針を切ってください。

youtu.be

 

最後に

ムーブメントを交換したことで愛着のある壁掛け時計が復活しました。

ムーブメントを交換する場合は元のムーブメントをよく調べてから購入した方が良いと

思います。時計針も新しいムーブメントに合う場合もあるかもしれませんがセットと考

えた方が良いですね。今回は電波ムーブメントにしましたが普通のムーブメントにする

ともっと安く出来ます。ムーブメントの交換は難しくないので愛着のある時計が止まっ

たままの人は交換してみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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