のんべえの気まぐれ

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【生コン豆知識】生コンクリートってどうやって作るの?

生コンクリートってどうやって作っているか分かりますか?

今回は簡単に説明したいと思います。

生コン プラント



生コンクリートの製造

配合を作る

生コンクリートセメントと水と骨材を混ぜ合わせて作りますが、その前に配合を決め

なくてはなりません。配合は生コンクリートが練り上がった時に1,000リットルになる

ように決めますが、この中には前回話をした空気量も含みます。配合は用途によって配

合が違うので何十種類から何百種類にもなる場合があります。

 

whisky-coke.hatenablog.com

 

 

さて、ここで問題になるのは、工場で練る場合、kg単位で計量し製造しますが、どうや

って1,000リットルにするかです。水は1kg=1リットルですが、他の材料は違ので、kg

からリットルに直さなけれななりません。ここで材料には密度というのが決まっていま

す。

 

密度=質量÷体積

 

すなわち

体積質量÷密度

質量体積×密度

となります。

 

配合を決定するのに、1,000リットルから、いろいろな計算過程を経てkg単位で配合が

決まりますが、説明すると長くなるので例として決まった配合で1,000リットルあるか確

認しましょう。

生コン 配合


この配合が1,000リットルあるか確認するのにkgをリットルに直す。

各材料の密度 

セメント=3.14

砂=2.60

砕石=2.69

 

体積質量÷密度なので、セメントは324kg÷3.14で103リットルとなります。他の材料

も同様に計算し体積を求めます。混和剤は水の一部になるので計算には含みませんが、

空気量はJISで決められている数値の中心値4.5%を体積に変換して計算します。

生コン 配合


これで、1,000リットルあるのが確認できました。また、1,000リットルで生コンクリー

トの重さが2,291kgあることが分かります。配合によって若干の違いはありますが、大

体2,300kgと覚えていればいいと思います。

 

 

生コンクリートを製造する

生コンクリートは工場でミキサに材料を投入して練り混ぜて作ります。まず、配合を操

作盤という装置に入力して練りたい配合を呼び出します。現在はパソコンタイプが主流

となっており、カメラでミキサで生コンクリートを練っている状況も見られます。

操作盤



練っている状況はこちら

 www.youtube.com 日工株式会社HPより

 

 

最後に

いかかでしたか。

実際は練る前に補正をかけて練りますが、次回紹介することがあれば紹介したいと思い

ます。 今は操作盤も進化して誰でも操作できるようになっていますが、生コンクリート

の練上がり状況は目で確認するので、ある程度のセンスが必要です。

 

 

whisky-coke.hatenablog.com

 

 

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