これから土地を購入し家を建てる人で業者任せにしてる人はいませんか?
家を建てる時、何処の建設会社にするか悩むと思います。
大手ハウスメーカーだから安心と思っていませんか?
家を建てる時に重要なのは家の土台になる基礎です。基礎がしっかりしていなければ、
せっかく建てた新築の家も台無しになります。
ハウスメーカーでも基礎工事は下請け業者に依頼するのが普通です。そこで、基礎工事
で建設会社と一緒に確認した方がいいものを紹介します。
基礎工事でこれだけは確認しよう
地盤を確認する
土地を購入した時、その土地の地盤がどうなのか確認する必要があります。
固い地盤なのか、軟弱な地盤なのか?
これは建設会社が地盤業者などに依頼して調査します。
一戸建ての場合は、スウェーデン式サウディング試験という方式が一般的で期間は半日
程度で費用もボーリング工法よりも安価です。
地盤調査は法律では義務化されていないので、事前に建設会社との打ち合わせで必ず確
認してください。
地盤の調査が完了し、地盤の状態によってどの地盤改良が必要かどうかが決まります。
軟弱な地盤の場合は固い地盤まで杭を打って地盤を安定させます。
基礎工事には立ち会った方がいい
地盤改良も終わり、基礎工事で生コンクリートを打設しますが、ここで必ず確認した方
がいいものがあります。それは、生コンクリートの配合と状態の確認です。
生コンクリートの配合とは
生コンクリートは工場で生産し運ばれてきます。その時に納入書を監督に渡しますので
確認してください。
納入書には生コンクリートの配合が記入されています。
例として
〇 コンクリートの種類による記号
普通、舗装、軽量の3種類で一般住宅は普通
〇 呼び強度
4週間後に出るコンクリートの強度(N/mm2)
〇 スランプ
生コンクリートの柔らかさで一般住宅では15または18
〇 粗骨材の最大寸法の記号
砂利・砕石の寸法で一般住宅でな20mmまたは25mm
〇 セメントの種類による記号
セメントの種類で代表的なものは普通ポルトランドセメントと高炉B種セメントがあり
一般住宅は普通ポルトランドセメントで記号はNになります。
ここで重要なのは呼び強度で、2階建ての一般住宅では呼び強度24以上であれば問題な
いですが、それ以下の場合は建設会社に騙されてる可能性があります。
呼び強度を確認しよう
例えば基礎工事一式で金額が設定されてる場合、本当は呼び強度24または27で施工しな
ければならないのに、実際は1ランク下で施工してる場合は建設会社に利益が生まれま
す。今はこういうことをする会社は無いと思いますが、事前に配合の確認と実際の施工
時の配合の確認をしたほうがいいです。
実際に生コンクリートの価格だけを調べるのは難しいので、最終的には建設会社を信じ
るしかないのかもしれません。
生コンリートの状態を確認しよう
生コンクリートの状態を確認するには、目視で素人では不可能です。
ここで重要なのは、施工しやすくするために、水を足して、わざと柔らかくしている場合です。
それでは、確認するのはどうしたらようか?
品質管理試験を依頼する
これは現場で生コンクリートの品質を試験する検査です。
これで生コンクリートの軟らかさ等の試験をして品質を確認しますが、試験で不合格に
なった場合は返品も出来ます。
品質管理試験を依頼するには費用がかかりますが、せっかく建てたマイホームがあとで
問題が出てきても証拠がないと保証してくれません。費用は5千円程度なので依頼して
家主も確認した方がいいと思います。1万円以上請求される場合は疑いましょう。
最後に
マイホームは納得いくものでなければなりません。
内装等は事前の打ち合わせで好きな物を選べて目で確認できますが、地盤の確認や基礎
工事は目に見えない部分が多いです。家を建てるにあたり、建設会社の担当者との打ち
合わせを時間をかけてもやったほうがいいです。また、アフターフォローもしてくれる
建設会社を選びましょう。